太り方にもそれぞれ特徴があります。
これからダイエットに取り組もうとしている人は、まずその特徴を知り太りやすい原因を認識する必要があります。
人の体型は、りんご体型と洋梨体型とバナナ体型に分かれます。それぞれに特徴が異なり、太りやすい箇所や食べ物なども変わってきます。
当記事では、それぞれの体型別に太りやすい原因と特徴を解説していきます。
筆者のプロフィール
【保有資格】筋トレインストラクター
トレーニングサポーター
【筋トレ歴】12年
Contents
りんご体型の特徴
りんご体型はお腹周りが太りやすくぽっこりと出ている特徴があり、内臓脂肪が多い傾向にあります。
原因としては食事。炭水化物やお菓子などの高カロリーの食品を好んで食べる傾向があり、お腹に脂肪を蓄えてしまいます。
また運動が苦手な方が多く新陳代謝が低いのも原因の一つとして挙げられます。
りんご体型チェックリスト
下記の項目に当てはまる場合はりんご体型になります。
りんご体型チェックリスト
- 太るとウエストがきつくなる
- ジーンズを買おうとして試着すると、足やお尻はOKでも、ウエストのボタンがしまらないことがある
- 力を入れてもお腹 (おへその周り) があんまりへこまない気がする
- 太りやすい。体重の変動がわりとあるほう
- お腹や二の腕、お尻などのお肉が、ぼよーんとして柔らかい
- 女性のあなた、胸の大きさは?どちらかというと大きめ
- 額の形は、丸顔かふわっとした卵形、太ると二重あごになりやすい
- 顔の肌の状態は、皮膚が薄く、乾燥肌になりがち
- ダイエットをすると、わりとすぐに体重や体脂肪が落ちる方だ
- 色々なダイエットをとりあえずやってみるけど、3日坊主で終わることが多い
- 母と父のどちらかは、体形を見ると、リンゴっぽい
- 食べ物は、ご飯やパン、パスタ、麺類などが大好き
- 自分の性格は、楽天的でマイペース
- 運動するのはキライじゃないけど、長時間は続かない
- カロリーを気にしないとしたら食べたいのは、アイスクリームより大福もち
りんご体型のダイエット方法
りんご体型の方は炭水化物が大好きな方が多く、運動が苦手な方が多い傾向があります。
そのため脂肪を蓄えやすく内臓脂肪が多くなり、お腹周りがぽっこりと出てしまうのです。
ではりんご体型の場合どのようにすればいいのか、解説していきます。
食事方法
りんご体型
- 脂質の分解が得意
- 糖質の分解は不得意
りんご体型の方は、脂質を分解する力がほかのタイプよりも優れていて、油っこい食べ物(揚げ物など)を食べても分解しエネルギーとして使うことができます。
ただし糖質の分解は他のタイプに比べ劣ります。炭水化物が好きな方が多いりんご体型ですが、分解が不得意なため食べ方に気を付けないとうまく分解できずにお腹に蓄えてしまう可能性があるのです。
食事の際は血糖値の上昇に気を付け、糖質の吸収を抑えていく必要があります。
食事方法としては、野菜から食べること。
野菜から食べることで、食物繊維の影響で血糖値の上昇が緩やかになり「インスリン」の過剰な分泌を抑えることができるので脂肪として蓄えられず、エネルギー源として消費されやすくなります。
また食べる時間にも注意しましょう。
朝や昼であれば糖質をとったとしても1日の生活の中でエネルギー源として消費されますが、夜は寝るだけなので消費しきれません。消費しきれない場合は体に吸収されてしまうので脂肪として付いてしまいます。
りんご体型の方は、夜はできるだけ糖の摂取は少なくしましょう。
まとめ
食べる順番 | 野菜から |
食べる時間 | 朝〇・昼〇・夜✕ |
運動方法
りんご体型の方は、お腹周りがぽっこり出ている特徴があります。
このぽっこりお腹を抑えるには、腹筋を鍛えるのが一番です。ここでいう腹筋とはインナーマッスルに属する腹横筋になります。
腹横筋は、コルセットのような役割を持つことから別名コルセット筋ともいわれます。
この腹横筋を鍛えることで、ぽっこりお腹を抑えることができます。
運動方法としては、プランク・ドローインなどが効果的です。
プランクやり方
- うつ伏せになり肘を肩の下に来るように置く。
- 頭からかかとまで体を浮かせ、一直線になるようにキープする
- この状態で30秒~1分キープする
ドローインやり方
- 仰向けになり膝を90度曲げる。
- 大きく息を吸いお腹を膨らませる
- ゆっくりと息を吐きながらお腹をへこます
- へこました状態で5秒キープ
- これを繰り返す
洋梨体型の特徴
洋梨体型の方は、お尻周りなどの下半身に脂肪がつきやすいタイプです。女性ホルモンの影響が関係し、日本人女性にとても多い傾向があります。
こちらも原因は食事にもあります。
洋梨体型の方は、脂質を分解することが苦手で脂っこいものを摂取してもうまく分解できずに脂肪として身についてしまいます。
脂質はできるだけ避けてたんぱく質を摂取すると良いです。
洋梨体型チェックリスト
下記の項目に当てはまる場合は洋梨体型になります。
洋梨体型チェックリスト
- 太ると太ももやお尻がきつくなる
- わりとがっちりした筋肉質タイプだと思う
- 横から見ると上半身が薄いかも。座っているとやせてみられることも
- 女性のあなた、胸の大きさは?どちらかというと普通か小さめ
- 顔の形は、卵形か、あごが細く少し逆三角形っぽくシャープな印象
- 首のあたりがむくみがちだ
- ニキビや吹き出物などの肌トラブルが多い
- 太ももやお尻は張っていて硬い
- ダイエットをすると、なかなか体重や体脂肪が落ちなくて困ってしまう
- 母か父どちらかの体形が、洋ナシっぽい
- まじめでしっかりしてるね、といわれることが多い
- 食べ物は主食よりおかず好き
- 本当は、唐揚げやフライなどが好き
- 自分の性格は、負けず嫌いで、ちょっと頑固なところもある
- 運動すると決めたら、限界まで頑張りたくなる
洋梨体型のダイエット方法
洋梨体型の方は、脂質の分解が苦手ですが、糖質を分解することは得意です。
そのため、糖質を摂取したとしてもエネルギー源として消費することができるので無理な糖質制限は行わなくて大丈夫。
では、洋梨体型の場合どのようにすればいいのか、解説していきます。
食事方法
ポイント
- 糖質の分解が得意
- 脂質の分解は不得意
洋梨体型の方は、糖質を分解する力がほかのタイプより優れてるので、ごはんや麺類、パンなどの糖分を摂取してもエネルギー源として消費できます。
ただし脂質の分解は苦手なので、脂っこいものを食べると分解されず脂肪として付いてしまいます。
また体温を下げてしまう食べ物や冷たいものを摂取しすぎると、体の保温機能を高めようと脂肪を吸収しやすくなってしまいます。
食事方法としては、なるべく脂質や冷たいものは控えて、エネルギーに変えやすいように筋肉に変わるたんぱく質を多く食べるようにしましょう。
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運動方法
洋梨体型の方は、お尻周りなどの下半身に脂肪がつきやすくなっています。
そのため、体の中で一番大きな筋肉の太ももを鍛えることで、基礎代謝が大幅に上がり皮下脂肪を減らすことができます。
太ももを鍛えるにはスクワットが一番効果的です。
スクワットやり方
- 足を肩幅に広げる
- 背筋を伸ばし姿勢を正す
- 膝を曲げゆっくりと腰を落としていく
- 膝がつま先より前に出ないように意識する
- 太ももが床と平行になるまで下げ、膝を伸ばし元に戻る
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バナナ体型の特徴
バナナ体型の方は、筋肉や脂肪が少ない瘦せ型。外見はスタイルよく見えますが、筋肉が少ないために基礎代謝が少なく、一度太ってしまうと痩せにくい特徴があります。
年齢を重ねるごとに痩せにくく太りやすくなる傾向があり、偏食が多い方によくみられます。
隠れ肥満ともいわれるバナナ体型。エネルギーの消費が早いので、他のタイプと比べても食べてもすぐにエネルギーとして消費されるので太りにくいです。
ただエネルギー消費が早いということは、エネルギー不足になりやすくなります。
エネルギーが不足すると、筋肉を分解しエネルギーに変えてしまいますのでバナナ体型の方は筋肉がつきにくいという特徴もあります。
バナナ体型チェックリスト
下記の項目に当てはまる場合はバナナ体型になります。
バナナ体型チェックリスト
- ジーンズ選びのとき、サイズで苦労したことはない
- 若いころ、もしくは今もダイエットの必要性を感じたことがない
- 女性のあなた、胸の大きさは?たぶん、小さい方だ
- 顔の形は、細おもて
- 肉が薄い分、シワが気になる
- 筋肉も脂肪も薄くて、全体的に触ると硬い感じ
- 母もしくは父の体型を見ると、バナナっぽい
- 食べても太らないよね、といわれる(といわれた時期がある)
- 神経質だよね、といわれることが多い
- かなり几帳面な方だと思う
- 寝起きが悪く、なかなかシャキッとしない
- 食べ物は野菜や果物、豆類などヘルシー系が若い頃から好き
- 食事を抜いても気にならない
- 体があまり柔らかい方ではない
- 運動は嫌いじゃないけど、すぐに疲れるのでやろうと思わない
バナナ体型のダイエット方法
バナナ体型の方は、筋肉がつきにくく減りやすいので、とにかく筋肉を増やし維持する必要があります。
食事方法
バナナ体型の食事方法は、とにかくエネルギー不足をさせないことが重要になります。
エネルギー不足=筋肉分解が進んでしまいますから、こまめに食事をとりエネルギー源としていく必要があります。
また食事内容についても、たんぱく質を多めにとるようにしましょう。
朝・昼・晩の3回+間食で2回、合計5回を目安にこまめに食事をとりましょう。
たんぱく質の摂取にはプロテインがおすすめです。手軽に摂取できるので普段の食事にプラスするだけで良質なたんぱく質が摂取できますよ。
関連記事【プロテインについてわかりやすく解説!おすすめプロテイン紹介】
運動方法
とにかく筋トレです。
筋肉量を増やし、維持し基礎代謝が下がらないようにすることが重量です。
筋トレメニューとしては、基本的なスクワット・腕立て伏せ・クランチ(腹筋)などで大丈夫です。
まずは始めやすい簡単なメニューから取り組んでいきましょう。
関連記事【筋トレ初心者向け!自宅でできる筋トレメニュー!】
自分の肥満タイプを知ってダイエットの参考に
ダイエットを行うにあたって、自分がどの肥満タイプに属するのかを知ることはとても重要です。
それぞれに特徴やダイエット法が違いますので、それに合ったダイエット法に取り組む必要があります。
当記事を参考に自分がどの肥満タイプなのかを確認し、健康的な体型を目指して頑張っていきましょう!