腕まくりした時にちらっと見える腕の筋肉。
この筋肉が発達していると、かっこいい腕に見えます。
腕を太くしたいと日々トレーニングしているなら前腕筋群も鍛えましょう。
上腕二頭筋や上腕三頭筋だけではなく、前腕筋群も含めて鍛えないとたくましい腕とは言えません。
また前腕筋群を鍛えて握力を強化していないと、デッドリフトや懸垂といった背中を鍛えるトレーニングでも握力不足により高負荷に耐えられず筋トレ効果は薄まります。
さらに日常生活やスポーツにおいても前腕筋群を鍛えておくことで役立つ効果も多数得られます。
今回は、前腕筋群を鍛える最強のトレーニング法を紹介します。
筆者のプロフィール
【保有資格】筋トレインストラクター
トレーニングサポーター
【筋トレ歴】12年
Contents
前腕筋群の筋肉の構造
前腕筋群には【前腕屈筋群】と【前腕伸筋群】の大きく分けて2種類に分けられます。
前腕屈筋群は、手のひら側にある前腕の筋肉群で、作用としては手首を内側に曲げる動作をします。
前腕伸筋群は、手の甲側にある前腕の筋肉群で、作用としては手首を外側に曲げる動作をします。
この前腕屈筋群と前腕伸筋群を鍛えることでバランスのいい前腕筋にすることができます。
前腕筋群の中で最も大きい筋肉は伸筋群に分類される【腕橈骨筋(わんとうこつきん)】になります。
この腕橈骨筋を鍛えることで前腕の筋肉が発達し、腕まくりした時に見えるかっこいい腕になるためのポイントになります。
前腕筋群トレーニング法
今回はダンベルを使って前腕筋群を鍛えるトレーニング法を紹介します。
トレーニング
- リストカール
- リストエクステンション
- ハンマーカール
リストカール・前腕屈筋群を鍛える
手のひら側にある前腕屈筋群を鍛えるメニューは【リストカール】になります。
やり方
- ベンチや椅子などの台の上に腕を置いて片手にダンベルを持ち、もう片方の手は腕が浮かないように固定します。
- 台の端から手首から先が出るように、腕を置きます。
- この時肘が浮かないようにしてください。
- 手首を巻き上げるようにしてダンベルを持ち上げます。
- 筋肉が収縮したらゆっくりと戻します。
回数は、15~20回で限界を迎える重さで2セットから3セットほど行いましょう。
まずは軽量からチャレンジして、できる重さを調整してください。手首は怪我をしやすいため重すぎる重量では行わないように注意してください。
リストエクステンション・前腕伸筋群を鍛える
手の甲側にある前腕伸筋群を鍛えるメニューは【リストエクステンション】になります。
リストカール同様にベンチや椅子を使いトレーニングを行います。
やり方
- ベンチや椅子などの台の上に腕を置いて片手にダンベルを持ち、もう片方の手は腕が浮かないように固定します。
- 台の端から手首から先が出るように、腕を置きます。
- この時肘が浮かないようにしてください。
- 手の甲を上に向けた状態で構えます。
- 手首を反らし外側へゆっくりとダンベルを持ち上げます。
- 筋肉が収縮したらゆっくりと戻します。
リストカール同様の回数を目安に行ってください。
またこれも手首のケガに注意しながら行ってください。
ハンマーカール・腕橈骨筋を鍛える
腕橈骨筋を鍛えるメニューとして「ハンマーカール」があげられます。
ハンマーカールは、手首の曲げ伸ばしではなく、肘の曲げ伸ばしになるのでリストカールやリストエクステンションに比べ高重量でもトレーニングができます。
やり方
- ダンベルを持ち直立します。
- 足は肩幅くらいに開きます。
- 肘を固定し、手のひらを体側に向けたまま肘を曲げ持ち上げていきます。
- 限界まで持ち上げたらゆっくりと下げていきます。
回数は、8~12回で限界を迎える重さで2セットから3セットほど行いましょう。
普段の腕のトレーニングメニューに組み入れてもいいかもしれません。
まとめ
今回は、前腕筋群を鍛えるメニューを紹介しました。
前腕筋群は握力との相関関係が強いともいわれております。
日常生活やスポーツにおいて握力はとても重要な役割を担っておりますので是非前腕筋群鍛えていきましょう。
今回のトレーニングで使う道具を紹介
・ベンチ
今回の前腕筋群のトレーニングでは椅子や適当な台があれば問題ありませんが、せっかくトレーニングを行うのであればベンチがあった方が、他のトレーニングにも使えますのでおすすめです。
・ダンベル
ダンベルは可変式のものでも、そうでないものでもどちらでも大丈夫です。
自分が行える重さのダンベルを選びましょう。